個太郎塾ふじみ野教室 -埼玉県富士見市-

勉強大好き変わり者の塾長です。変人と呼ばれることもしばしば・・・ブログを読むとわかります笑

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【ワープできない世界で】  ── 勉強が楽しくなる前に必要な“参加する意思”の話

勉強が楽しいと感じるようになった子はたしかにいる 塾に興味のなかった子が 気がつけば塾好きになっていたこともある でも、ここでひとつ言っておきたい マリオじゃないけど 1の2から裏ルートを使って4面へワープできるみたいなことは やっぱり起こらな…

【“嫌だ”の中に混じった、“なんで?”】 ——塾に行くのが嫌じゃなかった。ある生徒の何気ない一言がうれしかった話

中学生同士の何気ない会話 「今日、塾だよ」「あー最悪」「ほんと憂鬱」 そんな声、正直珍しくもないのかもしれない 塾って、“行かされてる場所”という意識があるうちは どうしてもそういう感情が出るものだ でも── そのやりとりの中にいた一人の生徒が ふと…

【遠足みたいな気持ちで】── 日曜授業の前夜、ワクワクしていた話

── いつもと違う曜日に授業をする ちょっと特別な1日 日曜日の夕方 ちょうど今 授業を終えて帰るところなんだけど なんだか今日は いつもとちょっと気分が違う というのも 久しぶりに「日曜日の授業」だったから 高校生の授業 生徒も保護者の方も わざわざ…

【想像力は誰かへの余白】──コンビニの通路ですれ違った思い

「想像力は、誰かと一緒に生きていくための静かなマナー」 そんな一文から始めてみようかと思う コンビニのパンコーナー 決して広くはない通路 その真ん中で 20代くらいの青年がスマホで動画を見ていた パンを選ぶでもなく まるで自分の部屋にいるみたいな…

【選ぶということ】 ──10to10に毎日挑む高3生、その“自発の12時間”

10to10(テン・トゥ・テン)というプログラムがある 午前10時から午後10時までの12時間を 勉強に使う取り組み もちろん、適度に休憩を入れるし ずっと座りっぱなしというわけじゃない それでも1日としては、なかなかのボリューム うちでも過去に何度…

【言葉になる前の気配】 ── 生徒や保護者とのやりとりの中で“見えるようになる”ことについて

「なんか、見えるんだよなあ」 そんなふうに感じる瞬間がわりとある 目の前のことが ふっと輪郭をもって立ち上がってくるような感覚 生徒とのやりとりの中でもそうだし 保護者の方との面談でもそう 言葉の選び方 ちょっとした間 LINEの文面や絵文字の使い方 …

【進み方の癖は、ゲームにも勉強にも】  ── RPGと数学、“同じ型”で進んでいた話

「RPGってどう進める?」 そんな話題が出たとき 分は迷わずこう答える “レベル上げをして、装備を整えてから進みたいタイプ” 敵に勝てるか不安なまま ストーリーを進めるのは落ち着かない とにかく経験値をためて 武器も防具も完璧にしてからボスに挑む だか…

【先に動いた人だけが、後で安心できる】  ── 明日に任せた人が後悔しやすい理由

「明日やろうは馬鹿やろう」 昔、よく親に言われた言葉だ 当時はあんまりピンときてなかった いや、むしろうっとうしいぐらいに思ってたかもしれない でも年を重ねると これがけっこう“本質”をついてるなと感じるようになる たとえば近々テストがあるとする …

【つながりの余韻に】  ── 塾ブログを読んでくれる“誰か”がいるということ

この仕事について 気づけばもう17年目になる とはいっても 初から今のように独立していたわけじゃなくて 昔は「雇われ塾長」として ある会社に所属していた そこを辞めてからも ずいぶんと時間は経ったけれど 今でもときどき 連絡を取ったり取ってもらった…

【テストの数日前に、すでに勝負はついている】 ── 高得点をとる子は、いつ仕上がっているのか

テストの話 高得点をとる子には、共通点がある 本番の数日前 すでにほとんど仕上がっている そういう子が多い 前日になって 「あれどうしよう」と悩むことが、まずない おそらく もっと前の段階から “完成”に近いところまで持っていっている スタートが早い…

学びがにじむ一言。“すぐやむよね”に込められたもの

土砂降りの雨 急に降ってきた 積乱雲だからすぐに止みますよね 生徒がぽつりと こんな会話ができることを うれしく思う こういう瞬間が、たまらなく好き 知るって、やっぱり面白い

【根っこまで真似ることはできない】勉強と仕事で「真似る」意味が違う理由

勉強がうまくいかないとき よくこう言うことがある 「できる人の真似をしてごらん」と 特に勉強時間やワークの回数など “量”の部分に関しては そのまま模倣しても一定の成果に結びつきやすい なにより 自分にもできそうだという気持ちになる これが大きい だ…

【静かな朝に、ひとつの光】 ── 生徒の努力が「かたち」になった瞬間の話

朝、とてもうれしい知らせが届いて それは── ある生徒の「がんばりが、かたちになった」こと なんでしょうね ここまでの道のりをしっているからこそ 余計にうれしいというか 簡単じゃない道でしたから 思うようにいかなくて相談を受けたこともあったし それ…

【受験生の夏、43度が未来を照らす】 ── 強化された自習で見える新しい自分

「やる気が出ない」「勉強が苦手」── この時期になるとそんな声が聞こえてくる 部活を引退したばかりの子たち なんだか気が抜けたような ちょっとふわふわした空気になる だけど受験生にとっては もう「やる気が出ない」なんて言っていられる時期じゃない こ…

【沈黙の理由、それは13時20分までの約束】──北辰の日には静けさを

毎日、朝9時台に送っている「毎日課題」 だけど、今日はまだ送っていません 日曜だから??? ではなくて 今日が、北辰テスト当日だから まぁ大丈夫だとは思うんですが 万が一試験中に通知音がなり迷惑をかけてしまったら そう考えると送れません 試験が終…

「コエサク」という新しい遊び場──会話から学ぶ英作文のかたち

「ピクチャリオ」 イラストを見て英文を考える 毎日課題 ちょっとそれをお休みして というのもテストが近いので もう少し“教科書英文法寄り”の英作文に シフトしてみようと でも、普通の「日本語→英語にしなさい」ってやつだと どうしても、「この主語はこれ…

【眠気という“副作用”は、本気で勉強した証かもしれない】──夜の机にうつ伏せた君へ

またやってしまった 寝落ち 夜、机に向かっていたら いつの間にか寝てしまっていた── そんな経験、きっと誰にでもあると思います 数学の勉強をしていたんですよね 「寝落ち=怠け」って思われがちですけど 夜の勉強で眠くなるのは “本気で頭を使っていた証拠…

知らぬ間に“受験の路線”を外れていた? ─ 北辰未受験と情報不足の怖さ

ある埼玉の塾さんの話です 時期は秋 ちょうど中3の後半戦に入り いよいよ受験準備が本格化していく── そんな頃のこと あるご家庭から問い合わせがあったそうです 「そろそろ北辰テストを受けさせようかと思っていて……」 その一言で、ピンときたそうです これ…

【日曜日の灯り】── 振替も埋まらず、平日も限界。じゃあ日曜、開けるしかないよねって話

うちは基本 月曜から土曜までの塾 日曜はお休み でもたまに テスト前だとあけることもある 教室はあけても授業はない ただごくごくたまーーーに 日曜授業がある 理由は簡単 平日に授業がはいらないから。。。 あ、といっても振替ね 通常はちゃんといれている…

例外が“普通”の顔をして歩き始めるときー受験偏差値の“外れ値コメント”を信じる子もいる

YouTubeで勉強系の動画を見ていると ふと気になるコメントがある たとえば、受験や勉強法について こんなふうに語っている投稿者がいたとする 「偏差値が3とか4上がるのが普通です。10以上はめったにありません」 そんなふうに“地に足のついた”現実的な…

【わからないまま進めない】  ── 理屈理解型の勉強スタイルとその可能性

理屈がわからないと前に進めない わりとよくある勉強のタイプ とくに数学を教えていると感じる というより 自分もまさにこれ 公式1つをとっても なんでそうなるのか?が気になり 止まってしまうことも あ、ここからは自分の話として書きますけど このタイプ…

【打ち上げのある日常】子どもたちの“打ち上げ文化”は、いつから始まったのか?

学校総合体育大会 中学生運動部の大きな夏の大会 学総シーズンが始まった 陸上部は今日、明日と明後日は他の部活 なぜか毎年、陸部だけ1日ずれているのは謎だが それはまあいいとして この時期になると 毎年のように生徒たちが 「今日、打ち上げがあって〜…

【進んでいるのに、見えていない】  目的地を目指す前に確認すべき“現在地”の話

自分がどこにいて、どこへ向かっているのか その距離と方向を、正しく見つめられているかどうか── それが 思っている以上に、大きな分かれ道になることがある 自分を客観的に見ることは案外むずかしい 今の立ち位置 目指す駅 そこへ向かう路線 それがちゃん…

北辰に向けて43度始まる

来週の日曜は北辰テスト あ、受験票の印刷お忘れなく ということで 今日から1週間 43度プログラム週間となります 前回同様 強制自学です 土曜日まで毎日きてもらいます 過去問をやるもよし 対策問題集をやるもよし あ、せっかくならばと 私からのプレゼン…

父の日に届いた恥ずかしがり屋からの贈りもの

昨日は父の日でした 今年はなんと 息子からパジャマと 大量のお菓子をプレゼントしてもらいました この「大量のお菓子」っていうのがポイントで もうほんと、全部、自分の好みど真ん中 「え、なんでこれ知ってるの?」って思うくらい 絶妙なチョイスで 思わ…

【やらない理由が見つからない】  ── 勉強好きの週末は、計画どおりに進まない

日曜って、ちょっと特別 授業はないし、時間にも少し余裕がある だからこそ、普段できないことをやるにはうってつけ 昨日の帰り道、そんなことを考えながら 「あしたはこれやろう」って 数学のプリントを数枚コピーして持ち帰ったんだ ちょっと多めに、ね 自…

高校数学を解いていてはしゃぐ塾長

高校数学の問題を解いていて 今までに何度もやった問題なのに 新しい発見があって うれしくなって はしゃいじゃって 興奮を生徒に伝えて 共有しあって 生徒も喜んでくれて その興奮がまだ収まらずに 新たな発見をもとめて 次の単元を勉強する塾長 大丈夫かな…

令和8年度埼玉県公立高校生徒募集人員

6月13日に発表されました 募集人数の増減ですね 増加が2校で80人 減少が12校で480人 トータルで400人減です 下記を参考にしてください

【返事がない夜】── 車の中で起きた、AI時代ならではのすれ違い

塾が終わって いつものように奥様に車で迎えにきてもらった 車に乗り込んで 走り出して少し経ったころ ふと話しかけたんだ たしか、ちょっとした雑談だったと思う でも──返事がない あれ?聞こえてなかったかな?と思って もう一度話しかける それでも返事は…

【ストックがないと不安になる】── 毎日課題づくりの舞台裏

www.kawagoe-matsuejuku.com 知り合いの塾の先生が書いたブログを読んだ 毎日シリーズの問題を せっせと作っているという話だった 読んでいて あーーーわかるなあ……と深くうなずいた 私も毎日課題をやっているからだ 英語だったり 漢字だったり ときにはちょ…