自分がどこにいて、どこへ向かっているのか
その距離と方向を、正しく見つめられているかどうか──
それが
思っている以上に、大きな分かれ道になることがある
自分を客観的に見ることは案外むずかしい
今の立ち位置
目指す駅
そこへ向かう路線
それがちゃんとつながっているかどうか
気づかないうちに
まったく違う電車に乗っていることもある
「進むべき道はこっちじゃなかった」と
気づいたときには
もう引き返すのが難しいというケースもある
その原因の多くは──
「情報不足」と「自己認識のズレ」
だからこそ「地図」がいる
地図を見ることで
本当に向かうべき駅に
ちゃんと向かっているのかが見えてくる
軌道修正もときに必要になるだろう
またそれを受け入れる覚悟や素直さも
スタートラインにも立てていないのに
ゴールテープだけを見つめていてもしかたがない
それではたどり着けない
まず、自分の現在地を知ることからしか
地図はひらけない
いまの努力が
ちゃんと目的地につながっているか
たまには立ち止まって
地図をひらく時間も、必要なのかもしれない
今やっていること
今、信じて取り組んでいること
それが“どこへ向かう電車に乗っているか”を
ちゃんと見直してみる
その電車の終点が
ほんとうに行きたかった場所かどうか
確認するのが遅くなればなるほど
降りづらくなることがある
でも地図をひらき直すことで
進むべき方向を確かめられるなら
いまの努力を
ほんとうの目的地へとつなげるために
いちど足を止めて、問いかけてみてもいい
「このままで、本当にいいんだっけ?」と