個太郎塾ふじみ野教室 -埼玉県富士見市-

勉強大好き変わり者の塾長です。変人と呼ばれることもしばしば・・・ブログを読むとわかります笑

【想像力は誰かへの余白】──コンビニの通路ですれ違った思い

「想像力は、誰かと一緒に生きていくための静かなマナー」

そんな一文から始めてみようかと思う

 

コンビニのパンコーナー

決して広くはない通路

その真ん中で

20代くらいの青年がスマホで動画を見ていた


パンを選ぶでもなく

まるで自分の部屋にいるみたいな顔つきで

 

なんと迷惑なことだろう

 

「想像力が欠けている」とは

たぶん「相手の立場を想像する」余白を

手放している状態なんだと思う


もし、あの場で彼がほんの少し

「今ここに立ち止まっていたら、後ろを通りたい人がいるかもしれない」

「商品を選ぶのに邪魔かもしれない」

 

そんな“もし”を想像できていれば

きっとその行動は選ばなかったんじゃないか

 

それがわからないほど難しい問いでもあるまいし

 

他人の時間や空間を自分のために平然と使う

これは「マイペース」なんかじゃなくて

ほとんど「無関心」だ

 

自分の世界に夢中になること自体は、悪くない

でも、それが誰かの妨げになっているとしたら

そして、そのことに気づかないまま生きていくとしたら

どんどん関係は“断ち切られる”方向に進んでいく

 

誰にも気をつかわず

誰とも関わらず

ラクに見えて、すごく孤独な生き方かもしれない

 

想像力は優しさ

距離感は思いやり

 

そんな風に静かに関わり合える世界なら

今よりちょっとだけ、やさしい世の中になると思う