学びの途中で -個別指導塾の現場から-

勉強大好き変わり者の塾長です。変人と呼ばれることもしばしば・・・ブログを読むとわかります笑

【終わったはずの時間に】 ── 9時20分、席を立たなかった2人の話

9時20分

すべての授業が終わる

 

席を移動しない2人の生徒

 

冗談半分で言ってみる

 

そんなに授業やりたいなら

9時30分コマもスタートするよと

 

いやです

帰ります

 

そんな答えを想像し

 

返ってきた言葉は違った

 

はい!やります!

 

2人ともがまさかの反応

 

いややらないけれども

うれしくなってしまうじゃないか

 

ニヤニヤしてしまう気持ちを抑えつつ

 

この反応だけで

もう十分だった

 

勉強が「やらされるもの」から

「やってもいいもの」に

ほんの少し形を変えた瞬間だった気がする

 

こちらが引っ張ったわけでも

気合を入れたわけでもない

 

ただ

空間と時間と積み重ねが

そうさせただけ

 

こういう場面に出会うたびに思う

 

やる気は声を荒げて作るものじゃない

 

静かなところで

ふっと顔を出す

 

それを見逃さずに

そっと置いておく

 

塾の仕事って

案外そんなものなのかもしれない