英語の授業で生徒に英作文を書かせるとき
ある共通した“壁”にぶつかることがあります
それは
「頭に浮かんだ日本語をそのまま英語にしようとする」というクセです
これの問題点は
思い浮かんだワードが
英語にできないとき
そこで手が止まってしまうということ
知らない単語=書けない
という状態がうまれます
もちろん
単語力をつけることも大事なんですが
それ以上に感じるのは発想のかたさです
もう少し「こう言い換えてもいいかな」とか
「この表現でも近い意味になるな」といった
柔らかい想像力のようなものが
足りないように感じるんです
・・・
最近はじめた課題
AIで作ったイラストや写真を生徒に送って
「このイラストから浮かぶ英文を1つ書いてみよう」というもの
実はこれはその訓練の1つでもありまして
「正解」は1つではありません
感じたまま
思いついたまま
自分の知っている英語で表現してみる
これは英作文の訓練というよりも
発想力や視点の柔軟性を育てるトレーニングだと思っています
見えたままをただ説明するのではなく
「自分の経験と結びつけてみる」
「別の角度から見てみる」といったことも大切にしたい
実際にやってみると
やはり課題も見えてきます
文法的に正解な解答でも
イラストから素直に受け取った印象としては
間違っていないんですけど
それでもはやり硬さを感じてしまう
“見たままを訳す”という段階から
抜け出していかないとですね
視点の切り替えや、個人的な体験とイメージの結びつき
こういう力って
英語に限った話じゃないと思っています
たとえば数学の文章題でも
数字だけを見て式を立てようとする子と
場面のイラストが浮かぶ子では
理解の深さが違います
つまり「文章をイメージ化する力」や
「自分の中で言葉を変換していく力」は
どの教科にも必要な
いわば“学ぶ土台”のようなものなんじゃないかと感じています
まだまだ実験的な取り組みですが
こうした活動を通して
「伝えたいことを、自分の言葉で言える力」を身につけてくれたらなと感じます