誰もが初めてのことに直面すると少し戸惑うものです
初めてスーパーマリオをプレイしたときのことを
覚えていますか
画面の端からゆっくりと歩いてくるクリボー
ただの小さな敵ですが
初めての対戦相手となるとどうやって倒せばいいのか
一瞬迷ってしまいます
このどうしていいかわからないという感覚は
数学の難しい問題に初めて向き合ったときにも似ています
どんな優秀な子でも
初めてみる数学の問題と向き合ったときに
どう解いていいかわからないことがあります
手持ちに武器はあるのに
それをどうやって使えばいいかわからない
まさにジャンプできる能力があるのに
クリボーにどうやってジャンプして倒すのかを知らないような状況です
一度でもクリボーを倒したことがある子は
次に出てくるクリボーを見た瞬間にどうすればいいかがわかります
同じように似たような問題を解いたことがあれば
その経験を活かして次の問題にも対応できるようになります
解くスピードや効率は
知識だけでなく経験に大きく依存しているということです
最初は時間がかかってしまっても仕方がありません
それでいいと思います
慣れていないからこそ試行錯誤が必要なんです
普段教えている私もそんな時期がありました
何度も挑戦しているうちに「あ！」という瞬間が訪れます
間違いを恐れずに挑戦をし続ける
経験を積めば最初に戸惑った問題も自然と解法が浮かぶようになります
前に進み続けることが大切です
次に難しい問題に直面したとき
ぜひ「これはただのクリボーだ」と思うようにしてみてください
