午後２時過ぎ
普段ならここから塾がスタートする時間
でもなんだろう
今日は何時間もすでに塾にいる気がする
いや実際に９時からはいるのだが・・・
それ以上の感覚がある
やっぱり仕事に手はつかない
みんなの報告を聞くまで
安心はできない
ソワソワ
ソワソワ
残りの生徒の掲示板を確認する
とはいえ番号は知らない（今回はあえて聞かなかった）
ここに記載されている番号が
うちの生徒であることを願う・・・
だめだおかしくなりそうだ
ちょっと散歩してこようか・・・
中にいるのが怖くなってきた
空気を吸って
リラックスするためにも
少し散歩散歩
外にでる
なにか用があるわけでもない
塾下にある
郵便受けを開けてみる
普段ならこの時間こんなことはしない
ん？？？
もしかして？？？
あれは・・・
駅のロータリーに
１台の車が停まる
そこから降りてくる２人組
あれは・・・
なんてタイミングだろう
本当に偶然である
報告待ちをしていたうちの１人が
まさかのタイミングで塾にきた
ついさっきまでどうだったんだろうと
ずっと心配していた生徒が
今目の前にいる
なんて奇跡・・・
合否を直接聞く怖さ・・・
ど・ど・どうだった？？？？
「合格です」
午前中に１年分は泣いたであろう
もう出ないだろうと思っていた涙が
また溢れてくる
「塾長泣いてる？？？」
不安が安心に変わった瞬間に
涙が溢れてきた
本当によかった
倍率を再度確認した
募集人数も確認した
志願者の人数も確認した
合格者の一覧も確認した
確認したところで
受験番号がわからないから
どうしようもないことはわかっているのに
そんな不安の中
直接本人の口から合格を告げられれば
それはもう我慢の限界
あと１人・・・
まだまだ塾長の１日は終わらない
続く・・・
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https://kotarofujimino.hatenablog.com/entry/2023/03/03/171111
