ピーピーピー
ピーピーピー
朝6時半
どこかで何かがなっている
目覚ましの音ではない
今までにあまり聞いたことの無い音
原因究明よりも
このまま寝続けたい欲求のほうが勝ってしまい動けない
いつまでたっても鳴り止まない
しかたない・・・
ベッドから出る
どうやらリビングのほうかららしい
あ、これだ
冷蔵庫が少し開いていた
そういえば・・・
さきほど喉が渇いたと思って
冷蔵庫をあけた気がする
ちゃんと閉めていなかったのか
半分夢の中だったのだろうか
その記憶すらという感じ
なんとありがたい機能だろうか
しっかりと閉めたことを確認し
またベッドに戻る
冷蔵庫のこの音にしても
目覚まし時計の音にしても
うるさいなと思いながらも
自分のためになってくれている
役に立とうと
必死で音でアピールしている
それをなんだ
うるさいと思うなんて・・・
なんて失礼なやつなんだ俺は・・・
そんなことを考えながら
再び夢の世界へ帰っていく私
このアラーム
勉強でもあったらいいのに
ピーピーピー
このままだと点数取れないよ
もっと勉強しないとだめだよ
目指す点数に辿り着くまで
延々となり続くアラームがあったらいいのに・・・
Zzzzz・・・
