文章が読みにくくなる理由のひとつに
私がよく言う “カエル化” がある
ブリッジ(橋)がないまま話が進む
本来つながるはずの中間部分が抜けて
「1 →(2・3が消える)→ 4」という飛躍が起きる
読み手は「え、なんでそこに行ったの?」と思考の迷子になる
論理が崩壊するのは、その瞬間だ
そしてこれは、文章だけに起こる現象ではないと思っている
思考にもまったく同じ構造がある
自分が見たり聞いたりした一次情報を絶対だと過信し
“論理の橋” を渡らずに結論へと持っていく
結果だけをつなぎ合わせてしまうから判断がズレる
相手を責める、そして多くの場合、間違う
これもまさに思考のカエル化だと言えよう
その背景に深く関わっているのは
一次情報への過剰な依存
利用可能性ヒューリスティックという認知のクセだ
文章のカエル化は「読みづらさ」で済むが
思考のカエル化は
人間関係と人生の羅針盤を狂わせることにもなりえる
思考のカエル化が怖いのは
本人は飛躍していることに気づけない点だ